一般社団法人金沢建設業協会様におかれましては、平素より金沢市政全般にわたり多大なる御協力と御支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
このたびの、本市の公共建造物に関する記録「礎・いしずえ」の発刊は、貴協会の皆様がこれまでまちづくりの一環として関わってこられた実績と経過を振り返ることができる大変有用なことであり、加えて、これからの良好な社会資本整備につなげるための貴重な資料になるものと期待しております。改めまして編さんにあたっての御尽力に心から敬意と感謝を申し上げます。
昭和、平成、令和の時代を経て、社会情勢が大きく変動する中、新しい生活様式の徹底など市民の生活環境の変化は、公共建造物においても、安全安心や多様性に対する求めが一段と高まっていくものと存じます。
この上とも、貴協会の皆様と力を合わせ「世界の交流拠点都市・金沢」の実現をはじめ、建設業界全体の活力を高め、都市の魅力に磨きをかけることに努力していく所存ですので、引き続き、一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、金沢建設業協会様のさらなる発展と、会員の皆様の今後ますますの御健勝、御活躍を心から祈念いたしまして、感謝の言葉とさせていただきます。
令和3年2月
金沢市長 山野 之義
このたび、金沢建設業協会の建築部会で、金沢市営繕課が平成元年度に発行した「礎・いしずえ」の新刊を作成しました。
金沢市からの資料提供を頂いた、「金沢市が発注し、竣工した建設工事や改修工事及びその施設に関連した工事」の工事履歴と工事完成写真を施設別にまとめた新たな「礎・いしずえ」をDVDにまとめました。建物は、昭和30年代半ばから平成30年度までに竣工した建物が対象となっています。また、金沢市道路管理課からも、犀川、浅野川、大野川、鞍月用水、大野庄用水に架かる架橋の資料提供も頂けましたので架橋についても掲載いたしました。
今後の市有施設の維持管理・更新の折、会員はじめ建設関連業界等の参考資料としてご利用頂ければ幸いに思います。
近年、地球温暖化により異常気象が発生し台風や豪雨などの自然災害が激甚化・頻発化しています。このような環境下にありながら、橋梁、トンネルなどの社会インフラの老朽化が重要な課題となっています。その備えとして、継続・安定した防災・減災、国土強靭化による安心・安全なまちづくりが強く望まれています。「地域の守り手」として、建設業の担うべき責任は大きいものがあります。
金沢建設業協会は、社会に貢献するため、金沢マラソンにおけるボランティア活動や金沢市緑化基金への寄付等の支援活動、災害時における応急対策工事を迅速に行い市民の安心・安全なまちづくりに取り組んでいます。さらに、若者や女性が生き生きと活躍できる魅力ある建設産業を会員一同で目指してまいります。
一般社団法人金沢建設業協会
会長 髙田 直人