協会ニュース
- 2009.08.12
- 建設業者の異業種参入 現地取材(広報セクション)
内容 | 今年から本格的に異業種、農業事業に参入された(株)明翫組さんの畑を視察して来ました。 金沢市福畠町の中山間地に85aの土地を借り、 自然薯をメインにジャガイモ、里芋、サツマイモ、キュウリ、ダッタンソバなどを耕作されています。 試験的に、耕作をはじめてから今年で3年目に なるそうです。 自然薯は初年度に180本、2年目に1,800本、今年は2,100本と順調に作付け数を増やしています。 自然薯とは、山芋、長芋とは全く異なる作物で、染色体の数が全く違うとの事です。 そんな、私達にあまりなじみのない自然薯を耕作されている理由は、市場に出回る絶対数が多くない作物であり、 比較的、高値で取引されており、ビジネスとして成り立つ可能性を秘めているからだそうです。 専属で、農業事業を担当されている加藤さんは、他ではなかなか耕作していない作物なので、 色々研究するのが大変だけど、 楽しいとおっしゃていました。 例を1つあげますと、去年は、昨年度は中国地方産の芋を用いて、栽培~販売までを行ったそうですが、 今年は、今年度は関東、中部、九州地方産など4県の種芋を仕入れ、この畑でどの産地の種芋が一番、良い品物になるのかを試行錯誤しているとの事です。 自然薯を掘りだす作業、いわゆる収穫作業は、冬から春にかけてで、バックホウを使用し、荒掘削を行った後、遺跡発掘の様に慎重に手作業で収穫します。 ここで、土木工事で培った知恵・技術を応用しているとの事ですが専属の加藤さんでも1日40~50本の収穫が限度だそうで、まだまだ課題が山積みとの事です。 その他にも、色々な耕作方法の創意工夫など、書き切れない程、お話をお聞きし、 企業として、本気で農業に取り組んでいる”本気度”を感じる事ができました。 最後になりますが、取材にご協力頂きました、 (株)明翫組 担当の加藤様本当に有難うございました。 詳しいお話をお聞きになりたいという方は、 (株)明翫組 農業事業部 担当:加藤・斉田まで ご連絡頂ければとの事です。 (株)明翫組 TEL 076-242-3411 ブログ:「金沢福畠便り」 http://asj.typepad.jp/fukubatake/ |